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東京オリンピック金メダル候補!卓球新女王 平野美宇について調べた

2017年、卓球の日本選手権で女王石川佳純選手を破り優勝に輝いたのが、平野美宇選手です。若干16歳で優勝し、石川佳純の4連覇を阻みました。また、アジア選手権での優勝、世界卓球銅メダルと破竹の勢いを維持しています。

平野美宇選手の詳しい経歴について調べてみました。

平野美宇の経歴

静岡県沼津市生まれます。卓球競合国地域ではないですが、3歳5カ月で卓球とトップ卓球選手と同様に卓球に励みます。平野選手は「平野英才教育研究センター卓球研究部」というお母さんが指導している卓球センターで頭角を現します。

2007年の全日本卓球選手権大会(バンビ)で福原愛以来の小学校1年生にして王者になりました。

両親は有名卓球選手で社会人選手として活躍しました。かつお父さんは筑波大学医学部出身でまさに文武両道を体現する選手でした。

平野選手は親から卓球をやらされたというより親がやっていたのでついていってはじめたというのが卓球を始めた経由です。

スパルタではなく、のびのびやりたいようにやる指導を平野さんの両親はしているようです。

2014年に伊藤美誠、早田ひなとシニアの世界ランキングでも現在上位の日本国内最強トリオで出場します。

このとき決勝であの最強の中国を破り優勝しました。このとき中国はフルメンバーではないこともあり、真の実力はシニアの大会に持ち越しとなる部分もありました。

シニアでも順調に活躍し、2015年世界卓球選手権日本代表となります。 

悔しいオリンピックメンバー不選出

その後、世界ランキング17位のためオリンピック団体に選ばれることがありませんでした。世界ランキング17位はかなり上位ですが、ランキング一桁の石川佳純、福原愛がいたこと、わずかに伊藤美誠が平野選手をランキングでうわまわっていたことでリザーブになりました。

オリンピックでは日本女子は二大会連続のメダルを獲得し、日本中を沸かせました。現在は世界ランキング9位となり、石川佳純選手につぐ日本の大黒柱となっています。ちなみに10代中盤では世界的に見てもランキングはトップクラスです。

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特徴

バックハンドでのブロックと、ブロックしてからのするどいバックドライブが特徴でしたが、近年、フォアによる仕掛けが多くなってきました。ボールの回転がかなり増してきている印象です。もっと積極的な仕掛けができる選手になると中国勢に対しても互角以上に戦える存在になるでしょう。

実際に、アジア選手権では、世界ランキング上位の中国人選手を3人倒し、頂点になりました。超攻撃的な仕掛けが丁寧選手らをおしました。

中国の卓球はかつての女王であった張怡寧選手や丁寧選手をはじめ多くの長身選手が活躍していました。平野選手は158cmと小柄ながら強烈なフォアハンドで相手を圧倒しました。

2017年のアジア選手権はほとんどのラリーで平野選手が圧倒し、まぐれ勝ちではなく明らかに勝ちをひろっていました。

世界卓球でフェン・ティアンウェイ選手をまるで格下選手かのように倒した試合にシンガポール勢は衝撃をうけました。

フェン・ティアンウェイ選手はかつて、中国の連覇をはばみシンガポールを世界卓球の頂点に連れて行った英雄です。オリンピックでもフェン・ティアンウェイ選手のみが同国のメダリストになるなど象徴的な存在でした。

今後の可能性を感じさせる卓球でした。残念ながら、世界卓球では丁寧選手に負けましたが、次回のリベンジを期待です。

アジア選手権で中国を倒す選手がとうとう誕生

アジア選手権での平野選手のプレーは圧巻でした。丁寧、朱雨玲、陳夢選手と3連続で破ったのです。

ランキング上位の1選手に勝つことすら難しいといわれていたにも関わらず3人を撃破しました。中国人相手にびびらない16歳だからこそできたプレーです。

その後、中国は平野対策を徹底的に行い、世界卓球では丁寧選手がリベンジしました。丁寧選手が本気になっているプレーを見ることはほとんどなかったので非常に驚きをもたさしました。

早田選手、伊藤選手、浜本選手らの同世代がこれから中国人選手を倒す機会が増えていくと思います。福原、平野早矢香世代ではなしとげられなかったことがこの世代では起こるかもしれないでしょう。かつて小山ちれ選手(中国からの帰化)が中国選手を倒し、頂点に立って以来の頂点の表彰台をみることができるかもしれません。

今後の卓球界

平野選手の台頭により従来の卓球スタイルから攻撃的な卓球に日本がシフトしていくとよいと思います。ラリーを見ていてもパワーで押す場面が増え、チキータのみならず総合的に強い選手がでてきました。

ジュニア世代のカブやバンビの部を見ていても平野選手のような選手が増えてきている印象です。女子選手でもパワーが求められていくでしょう。

東京五輪メダルの可能性

東京オリンピックでは、石川佳純、平野美宇、早田ひな、伊藤美誠選手らが日本の中心となって金メダルを目指すでしょう。今後2,3年は日本、中国が金銀を独占し、後は中国にどこまで迫れるか。

というところが鍵になってきます。長らく日本のエースだった福原愛選手はパワーで押されていましたが、この若い世代はパワーもあり中国卓球を早くから体感しています。平野早矢香選手のような気持ちのこもった選手がでてくると日本チームに勢いをもたらしてくれるような気もしています。

平野美宇選手はシングルスでも十分メダルを取れる可能性がありますので今後の活躍に期待したいです。金メダル候補ともいわれているのでまずは世界ランキング5位以内を目指してほしいところです。