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テニス界のレジェンド! ロジャー フェデラーに迫る

 全豪オープン錦織圭との活躍で注目を集め、錦織に勝利したロジャー フェデラーですが、21世紀におけるテニス界最強の選手はロジャー・フェデラーと答えるのも多いのではないでしょうか。

 

ロジャー フェデラーの経歴

ロジャーは1981年、スイスのバーゼルに生まれます。テニス界のレジェンドベッカーに憧れて、8歳からテニス競技をはじめます。テニスをはじめてからは順調に成績を伸ばしつづけ、スイス国内では無敵のジュニア選手となります。17歳のときには、ウィンブルドン選手権のジュニアの部門で優勝を果たして、プロ選手となります。

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このころは、スイスではトップ選手であったものの世界的には、トップ選手ではなく、フェレーロやヒューイットの後塵を拝していました。今振り返ってみて、35歳の年代になっても世界の第一線で活躍できると誰も予想できなかったでしょう。フェレーロ、ヒューイットともに20代後半、から30代にさしかかり、ナダルやジョコビッチ、マレーといった選手たちにのまれていきました。一方、フェデラーだけは最前線で残り続けています。20歳のときにウィンブルドンんでサンプラス選手を破り、注目をあびます。

当時のサンプラス選手はテニス界史上最強と言われており、特にウィンブルドンでは無敵を誇っていました。多くの子供サンプラスに憧れてテニスをはじめるなどシンボル的な存在でもありました。そのサンプラスを破ったことで、ヒューイットに並ぶ若手選手として注目されるまでにいたりました。

 

2003年、若干22歳でウィンブルドン優勝を果たしました。現在ではスイス出身のテニス選手も活躍しておりますが、フェデラー以前はトップ選手がおらずスイスにおけるテニスのパイオニアともなりました。

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この時代は、フェレーロ、ロディック、ヨハンソンといった選手らと好試合を繰り広げ、確実に勝ち上がっていくフェデラーの姿が強烈でした。2004年には、世界ランキング1位です。先ほども触れましたが特筆すべきは世界ランキング1位になったことではなく、世界ランキング1位でありつづけたことです。ナダル、ジョコビッチ、マレーに1位を奪われることは多々ありましたが、それでも世界ランキング1位にかえりざきテニス界をわかせてきました。

フェデラーの戦績

世界ランキング1位になってからは、サフィン、ロディック、ナダルに対しても勝ち切り、ここから黄金時代を築きます。

これまで、

全豪 優勝(2004・06・07・10)
全仏 優勝(2009)
全英 優勝(2003-07・09・12)
全米 優勝(2004-08)

と合計17回の優勝を4大大会でのこしています。

特にウィンブルドン、全米では最強の時代があり、好勝負をしながらも最後は勝つという正義の味方のような試合がずっと続きました。

オリンピックでも北京でダブルス金、シングルスで、ロンドン銀に輝くなどスイス国内における夏季オリンピックの貴重な存在ともなりました。

そして3年半連続で、世界ランキング1位と不倒の記録も達成しています。

フェデラーの特徴

185cm,85kgから放たれる正確無比なショットは多くのテニス選手の見本となっています。クセがなくとにかく、基本に忠実な片手うちで、しっかりと走ってパワーが使える位置で力をのせてショットをうっています。それゆえ、多くの選手がラリーを続けている中でいつの間にか不利な体勢になり、おしこまれる場面が2000年代は多く見られました。自身のサービスでない場面においてもそのような傾向であり、ブレイクされるときはラリーで押し込まれてしまいます。

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ライバル

ジョコビッチ、マレー、ナダルとテニス界のビッグ4と呼ばれ好勝負を演じています。ジョコビッチに対しては唯一負け越していますが、フェデラーの最盛期でない時期に台頭してきた成績なので同じ年代で戦っていたら間違いなくジョコビッチに対しても勝ち越していたでしょう。

その他、アンディロディックやヒューイットともライバル関係にあり、多くの試合でファンを魅了しています。ラリーから3セット以降に勝負に行く名場面が多々ありました。ラファエル VS ナダルとは2000年代後半から最高のライバル関係にありました。

国枝慎吾選手に対する発言

車いすテニスでフェデラー並の成績をあげている選手が国枝慎吾選手です。パラリンピック、グランドスラムでは歴代最強と言われています。しかし、車いすテニスという競技人口の少ない種目から日本国内でも注目されていませんでした。

ある日本人記者が錦織圭が活躍する数年前に、なぜ日本には、トップテニスプレイヤーがでないか質問したところ、

「何をいっているんだ、日本にはクニエダがいるじゃないか」

と返答されました。ロジャー フェデラーとも表彰式で一緒になったことがあり、種目が違えど、国枝選手にはリスペクトをもっています。こういったエピソードからもわかるようにフェデラーは人から愛されるテニス選手であります。

フェデラーの今後の活躍

フェデラー選手は今後、あと2~3年は世界トップ10で活躍できそうです。ワウリンカ、錦織といった選手らを凌駕する実力もまだまだあり、ジョコビッチに対しても体の衰えをまだテクニックでカバーできています。しかし4大大会での優勝がやや難しくなってきているのでその点においてもっと活躍してほしいとは思います。今回の全豪でも錦織のぶんまでがんばってほしいです。